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薬剤師塚本麻美がすすめるアロマ・ハーブの情報その他
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こんにちは。ちょっとだけ先週の続きになりますが、
2週間程前ですがサントリーが「青いバラ」を開発したという話を知っていますか?

花の青い色素はだいたいにおいて「デルフィニジン」によるものが多いのですが、
バラの花弁には「デルフィニジン」を合成するために必要な酵素が
遺伝子的に機能しないのだそうです。

それによって今まで青いバラは不可能とされてきましたが、
遺伝子組み換えによって青いバラが出来たという話です。
完全な青ではないのは、その他にも補色因子があるからで
、だからこそ微妙な色合いを楽しむ事が出来るんですけれどもね。
アントシアニン系色素の補足でした。

さて、今回はハーブ園に行ったお話です。
普段、家庭菜園レベルでバジルや、セージ、ローズマリーなどは育てる事が出来ても、
なかなかお目にかかれないシロモノも沢山あります。時期が丁度良かったのか、
驚くほど沢山の種類のハーブを小さい庭園の中で見ることが出来ました。

なんと言っても驚いたのはエキナセア
今が丁度開花時期なんですね。
とても綺麗な紫で、大きさや形状など「百聞は一見にしかず」とは
まさにこのことだと感激しました。

エキナセアにも種類は沢山ありますが、
薬用によく用いられるのはパープレア、パリダ、アングスティフォリアの3種で、
免疫力を上げるハーブとして、インフルエンザや風邪の特効薬だと言われています。
エキナセアの成分と効能の結びつきについてはまだ解明されていない部分も多くありますが、
マクロファージの活性化、インターフェロンの産出増大、
ヒアルロニダーゼ阻害などが報告されています。

ハーブティではちょっと分かりにくいかもしれませんが、
ちょっとピリピリするような味の成分はエキナコサイドで、
これは抗菌作用があるという報告もあります。
植物なのでいろいろな成分がうまく協力し合って、奏効していると考えられますね。
今回はエキナセアの話だけになってしまったので、また次回に報告しますね。
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プロフィール
HN:
塚本麻美
性別:
女性
職業:
薬剤師
趣味:
アロマ、旅行、読書
自己紹介:
1995年東邦大学薬学部薬学科卒業後、
東邦大学医学部付属大橋病院薬剤部に勤務。
2001年アポプラスステーション(株)に入社。
福島県福島市内のうさぎ薬局で調剤に従事する傍ら、
ハーブやアロマテラピーと健康についての講習会を
一般や薬剤師に向けて多数企画開催。
その後癌クリニック勤務を経て、
現在保険薬局に管理薬剤師として勤務。

オルタナティブアカデミー認定ハーバルセラピスト。
日本アロマ環境協会認定インストラクター。
オーラソーマ式カラーセラピスト。
MSAメディカルサプリメントアドバイザー。

NHK「生活ほっとモーニング」他、TBS「ジャスト」、東海テレビ、NHK福島など出演。安心素材でナチュラル生活(青春出版社)の監修、「安心」「ゆほびか」「爽快」「しゃきっと」「重曹が効く」「PHP」「ドラッグストアレポート」などへ記事掲載。現在PharmaNext(じほう)にて「ハーブ事典」連載中。
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