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薬剤師塚本麻美がすすめるアロマ・ハーブの情報その他
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こんにちは。
またまたご無沙汰してしまいました。ごめんなさい。

最近商業ビルなどでもアロマの香りがよくします。
アロマなんだけど、色々混ざった香り・・・。
さて、いったい何の香りなんだろう?!
そんな風にずっと思っていました。

ちなみに私はそこそこ精油を持っているのですが
フタをあけなくても、その引き出しを開けると
ほんのりアロマが漂ってきます。

「是非こんな匂いを部屋に漂わせたい!」

ある日、ショップで「あ、これこれ!」
という香りに出会いました。
もちろんブレンドされています。
箱を見るとブレンドされた精油名が書いてありました。

ラベンダー
ローズウッド
ゼラニウム
オレンジ

家にあるものばかり!
と早速家で適当にブレンドしてルームスプレーに。
(ローズウッドは多めがお勧め。オレンジは控えめに)

最近は夫が帰ってくる前に玄関にスプレーをしてお迎えしています♪
結構オススメ出来ますよ。

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こんにちは。もう五月も半ばですね。
4月から新しい環境になった方も慣れてきた頃ではないでしょうか?
かえってホッとしてぼんやりひとやすみ、
なんて方もいらっしゃるのかもしれませんね。

私は月に一度、フランスAOCチーズの勉強会に行っていて、
先週が丁度勉強会の日でした。
山羊や羊、牛など使うミルクによって香りも風味も違いますが、
どんな草を食べて育ったのか、それによっても全くちがってくるんです。

AOCの場合はチーズの作り方も、形も、搾乳する動物の銘柄まで
それはこと細かに規定されています。まるで精油のようですよね?
また、長く保存させるためにチーズを栗の葉でくるんでみたり、
ハーブをまぶしてみたりというような事もありますけれど、
ハーブを食べているうちにミルクもどんどんハーブの香りになってくるんですね。
だからハーブで加工をしていないものでも
ほんのりハーブの香りがするチーズもあるんですよ。

ところでみなさんはどうして山羊のチーズが真っ白なのかご存知ですか?
牛のチーズなどは白カビで周りが白くなっていても、
中はちょっと黄色がかっていますよね?
その理由は「カロチン」にあります。

山羊のミルクには「カロチン」が移行しないのだそうです。
だから真っ白。普段牛乳は白いのに何故って思われるかもしれませんが、
チーズを作るには牛乳はかなり濃縮されます。
そのため脂肪分も多くなり、カロチンの色も分かるくらい黄色くなってくるんですね。

ちょっと面白いことを聞いたのですが、
赤ちゃんは自分のお母さんの母乳と他のお母さんの母乳を
ガーゼにつけてにおいをかがせると、
自分のお母さんの母乳の香りがするほうに興味を示すのだそうです。
こんなところにもアロマが・・・という今回は雑学でした。
こんにちは。
今回は昨日手に入れた精油についてご紹介しますね。

精油って沢山ありますが、昨日私は初めて"シソ"の精油を見かけたのです。
 雑貨扱いではなく、きちんと精油扱いをしているショップでです。
香りを かいでみるとおにぎりに入っていそうな香り(ちょっとしょっぱいような 感じ)でした。

シソは葉や茎が紫色のものを「紫蘇」といい、緑色のものを「大葉、青シソ」 と呼びます。
薬用植物として使われるのは「紫蘇」のほうで紫色は”アントシ アニン”によるものです。

シソの芳香成分の主成分はぺリラアルデヒドで強い防腐力を有します。
シソ の葉は、食欲増進、毒消しとして昔から利用されていました。

例えば刺身によく大葉が添えられているのは、
いろどりだけではなく長持ち させるためだったわけです。
こんな所にも昔から脈々と受け継がれている伝 承的な効果が生きているのですね。

シソの精油はどのように使うのか販売員の方にお伺いしてみると、
”神経の 活性化”や”お掃除”に使えるのだそうです。
確かに爽やかな香りは、同じシソ科のペパーミントのようですから”神経の 活性化”
は期待できそうですし、抗菌力の強さは”伝承的”にもすでによく 知られるところですが、
化学的にも防腐力については研究され、実証済みで す。

バケツの中に1滴落として雑巾がけすれば、抗菌効果も期待出来るわけですね。
アトピーの治療にも用いられることがあるそうで、
皮膚を清潔に保つには役に 立ちそうだな、とは思いましたが、
香りをかいで"ご飯が食べたくなる"が一番 の感想でした。
やはり昔から使われてきたように"食欲増進"に効果あり!なのです(笑)

こんにちは。
最近、私はずっとペパーミントの精油にはまっています。
まず、浴槽にペパーミント5滴とラベンダー3滴。
肩こりのひどい私にはこれが一番至福の瞬間です。

ペパーミントの局所麻酔作用とラベンダーの鎮痙作用で、
痛みとこりをほぐしている訳なのですが、 ラベンダーだけだと香りも甘くなりがちですが
、ペパーミントを入れることで甘さのなかにスッとし た香りが立ち上り、
香りでもクールダウン出来るのです。

ペパーミントの香りは怒りを静め、ラベンダーはゆったりした気持ちをもたらす
と言われています。 (ちなみに日本アロマテラピー協会では、
全身浴の際に用いる精油の量は合計で5滴までとしていま す)

その後に、シャンプーにペパーミントの精油を数滴混ぜて使用し、頭もスッキリ!
モヤモヤと考え事 をしていたり、気持ちを切り替えたい時にはオススメですが、
瞼にシャンプーがついただけで、ピリ ピリしますのでお気をつけください。
ペパーミントは粘膜刺激、皮膚刺激が結構強いです。
私は皮膚が丈夫なので何事もなく使う事が出来 るのかもしれません。

そんな私も"柚子"の精油を柚子湯代わりにと、入浴時に5滴使ったところ、
10分ほど全身痺れるよ うな刺激が起こり、初めて経験したときには
一体何が起こったのか分からず、とてもビックリしたの を覚えています。

やはり精油は植物を凝縮したようなもの。扱いには注意し、他人には安全な方法と共に、
それぞれの 精油の注意点なども説明しないといけません。
自分で試す分には、自己責任である程度許されると思 うのですけれども。

さて、随分話がそれてしまいましたが、
今日はそんなペパーミントの精油とハッカ油のお話です。
薬局ではハッカ油を売っていたり、使っていたりするわけですが、
ペパーミントの精油とは何が違う のか調べてみることにしました。

ミントとひとことで言っても実はたくさんの種類があり、
ペパーミント(西洋ハッカ)、スペアミン ト(ミドリハッカ)、アップルミント、ニホンハッカ、
ジンジャーミントなどそれぞれメントール の含有量も違えば、芳香成分の組成も違います。

ペパーミントの精油を抽出するには、そのまんま"ペパーミント"を原料植物として使うのですが、
ハッカ油にはだいたい"ニホンハッカ"を使います。
ペパーミントはスペアミントとウォーターミン トの交配種で、
有効成分の中心と考えられる"メントール"を40~50%含有しています。

ではニホンハッカはというと、なんとメントールを70~80%も含有しているとのこと。
薬局で 販売されているハッカ油の方が、刺激が強いということなのでしょうか?
(ちなみにスペアミント の主成分はカルボンとされていますので香りも甘く、
ペパーミント程の刺激はないようです)

ニホンハッカはメントールの含有量が高い為、水蒸気蒸留をして得た精油を冷やすと
結晶が析出 します。その結晶を取り除いたものがハッカ油として販売され、
メントールの含有量は30%前後 にとどまるのだそうです。
そして、その取り除かれた結晶は"L-メントール"として販売されるのです。
一粒で二度おいしいお話だったんですね~。

それに、ハッカ油の場合は、原植物を限定する必要が無くニホンハッカの他にも、
その近隣植物を 使っている場合もあるようです。
有効成分としてメントールが何%か分かれば製品としては合格な のだそうです。

某ハッカ油メーカーさんに聞いてみたところ、
メントール以外の成分の同定はしなくてもいいので、
他は何が入っているのか分からない、とのことでした。
世の中には、スペアミントとニホンハッカの交配種
(メントールの含有量はもっと高くなり、環境 にも強い)というものもあり、
そんなものを使っているのかもしれません。
一粒で二度おいしいか らハッカ油は価格が安いのか、
それともオーガニックでないから安いのか分かりませんが、
特に混ぜ物はしていないそうなので、私のようにペパーミント愛好者は
多少メントールの含有量は低いけ れどハッカ油でもいいのかな、と思った今日この頃でした(笑)。

※最近は精油として「ハッカ油」が販売されていますが、
こちらはメントールの含有量が高いので使用する際には刺激性に注意してください。

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プロフィール
HN:
塚本麻美
性別:
女性
職業:
薬剤師
趣味:
アロマ、旅行、読書
自己紹介:
1995年東邦大学薬学部薬学科卒業後、
東邦大学医学部付属大橋病院薬剤部に勤務。
2001年アポプラスステーション(株)に入社。
福島県福島市内のうさぎ薬局で調剤に従事する傍ら、
ハーブやアロマテラピーと健康についての講習会を
一般や薬剤師に向けて多数企画開催。
その後癌クリニック勤務を経て、
現在保険薬局に管理薬剤師として勤務。

オルタナティブアカデミー認定ハーバルセラピスト。
日本アロマ環境協会認定インストラクター。
オーラソーマ式カラーセラピスト。
MSAメディカルサプリメントアドバイザー。

NHK「生活ほっとモーニング」他、TBS「ジャスト」、東海テレビ、NHK福島など出演。安心素材でナチュラル生活(青春出版社)の監修、「安心」「ゆほびか」「爽快」「しゃきっと」「重曹が効く」「PHP」「ドラッグストアレポート」などへ記事掲載。現在PharmaNext(じほう)にて「ハーブ事典」連載中。
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