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薬剤師塚本麻美がすすめるアロマ・ハーブの情報その他
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前回の続きです。この方に私はだいたいこのようなことを答えました。

「まず、誰にでも良いという健康食品は存在しないですし、
またそれほど効果があるものであれば厚生省が認可するだけの結果を持ち合わせているはずです。
残念ながらあなたに合う物ではなかったのだと思われます。
体が弱っている時は、アロマテラピーや作用の強いハーブでは
あなたの体がその力についていけずに、負けてしまうこともあります。

まずは体を元に戻す努力をしましょう。
直接疾患に働きかけるものではなく、間接的にまず体に働きかけてみましょう。
今は比較的飲みやすいネトルやルイボスなどのハーブティで血液の浄化をはかり、
体を強くすることがおすすめです。水分はなるべくこまめにとりましょう。

体の節々が痛いのであれば、イブニングプリムローズ、セントジョーンズワートなどの
浸出油をホホバ油などに2割程度混ぜて、精油を入れずにそっとなでてあげましょう。
精油はもっと調子が良くなってから使用することをおすすめします。
また、ハーブティも薄めで飲み、体に合わないと思ったら中止しましょう。
まずは体を通常の状態に戻すことが先決です。
医薬品をあまり使用したくないと思っても今は先生から処方された薬を服用することが大切です」

ハーブやアロマテラピーで体が良くなるのであれば、医薬品は要らないわけです。
確かに効果が実証されているものも少なくないですが、
盲信し、またそれを他人に押し付けるのは大問題。
医薬品と上手につきあいつつ、植物療法も取り入れる、
そんな線引きが出来るのが薬剤師のスキルなのかな、
とまだまだ修行が足りないながらにも思うのでした。

ちなみにこの後、この患者さんからは信用を勝ち得たようで、
他で調剤して貰っていた処方箋も持ってきて下さったのですが、
トランキライザーをいくつか服用していました。
その時にハーブティは購入されませんでしたが、
そのうちにエアフレッシュナーや化粧水を作ってみたいとおっしゃってました。
もう少し調子が良くなってきたら一緒に作りたいと思います。

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プロフィール
HN:
塚本麻美
性別:
女性
職業:
薬剤師
趣味:
アロマ、旅行、読書
自己紹介:
1995年東邦大学薬学部薬学科卒業後、
東邦大学医学部付属大橋病院薬剤部に勤務。
2001年アポプラスステーション(株)に入社。
福島県福島市内のうさぎ薬局で調剤に従事する傍ら、
ハーブやアロマテラピーと健康についての講習会を
一般や薬剤師に向けて多数企画開催。
その後癌クリニック勤務を経て、
現在保険薬局に管理薬剤師として勤務。

オルタナティブアカデミー認定ハーバルセラピスト。
日本アロマ環境協会認定インストラクター。
オーラソーマ式カラーセラピスト。
MSAメディカルサプリメントアドバイザー。

NHK「生活ほっとモーニング」他、TBS「ジャスト」、東海テレビ、NHK福島など出演。安心素材でナチュラル生活(青春出版社)の監修、「安心」「ゆほびか」「爽快」「しゃきっと」「重曹が効く」「PHP」「ドラッグストアレポート」などへ記事掲載。現在PharmaNext(じほう)にて「ハーブ事典」連載中。
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