忍者ブログ
薬剤師塚本麻美がすすめるアロマ・ハーブの情報その他
[1]  [2]  [3]  [4]  [5
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

急に寒くなりましたね。

最近は甘い物よりも体を温めてくれるものが欲しくなりました。
うさぎ薬局ではショウガ湯が寒くなるとよく売れるんです。
私は辛いものが大好きなので唐辛子類を良く食べたりしますが。
さてさて、今回は先週の続きです。
今はそのようなことはないのですが、朝起きるとまずチョコが食べたくなる・・・。
原稿をいろいろ書いていたり、チェックを行っていたピークの2週間くらいは
毎日チョコを食べることから始まっていました。

アロマテラピーであっても疲れている時には、
それを回復しようとする香りを好みます。
チョコレートもその時期だけ欲しがったということは
本能的に体が求めているのだと思ったのです。

今は全く食べなくなりましたしね。私がチョコレートを欲しがった理由は2つ考えられます。
・ 脳の活性化
・ ストレス解消

まず、脳細胞の唯一の栄養源は糖質にあります。
糖質がないと、脳が活性化されず、集中力やひらめきが生まれません。
チョコレートのあの甘さから考えても糖質が多いことは分かりますよね。

しかしながらそれ以外にも脳を活性化させるものがありました。
それがチョコレートの香りです。
あのほろ苦い香りがドパミンの分泌を促進し、神経を活性化させ、
集中力を高めることが脳波の実験や、
実際の作業の効率などから実証されているようです。

ですから、チョコレートはゆっくり口の中で溶かしながら
香りを楽しんだ方がいいわけなのです。
これもひとつのアロマテラピー効果ですね。

おおよそ、チョコレートで脳が活性化される持続時間は30分程度で、
食べて10~15分後くらいがピークのようです。
実は、脳を活性化させるのにもっと即効性があるものがありました。
それについてとチョコレートの秘密の続きはまた来週に。もう1週だけお付き合いくださいね。
PR
連休はいかがお過ごしでしたでしょうか?

私は先週のコラムでお話をしてから神宮外苑のイチョウ並木が気になり、
お散歩に出かけてきました。もう少し色づいてもいいかなあ
というくらいでしたが、雰囲気があって素敵でしたよ。

ところで、今日は少しだけ宣伝があります。
「安心素材でナチュラル生活」(青春出版社 1300円)という本の監修を
させて頂きまして、本日(11月25日)発売です。重曹、クエン酸、エタノール、
精製水など薬剤師にとって身近なものを使ってスキンケア、ヘアケア、
お掃除までしちゃおう、というものです。よろしかったらご覧になってください。

それから、先日メールを頂いた薬剤師さんと「こころの訴えに気づくことが
とても大切。 医師に話したいけれど、忙しそうだし話せなかった、といって
話していかれる方も結構いらっしゃいますよね」といって服薬指導にも、
薬の説明だけでない「カウンセリング能力は必要」説を唱えていました。

それとはちょっと外れるかもしれませんが、自分なりに考えている
「アロマテラピー、ハーブと医薬品のカウンセリングスキル」について同じく
本日発売の「アロマトピア」(フレグランスジャーナル社)に掲載されています。

・・・というような文学的な(?)仕事をここ1ヶ月程していたところ、今までに使用していないような脳細胞を総動員していたせいか、普段あまり食べないチョコレートを朝から食べ、周りに驚かれることも しばしばでした。よく甘い物を欲しがるのは疲れている証拠と言いますが、チョコレートを食べないと 思考回路が停止した状態で何も言葉が浮かんでこないのです。生まれてはじめての体験だったような気が します。

次週は、そんなチョコレートとハーブの関係についてお話します。
今回は宣伝に終わってしまってごめんなさい!

すっかり寒くなってきましたね。 薬局のある福島県はもう紅葉も終わり、
冬将軍の到来も間近です。関東南部では紅葉がまだ少し見られますよね。
今年は見ていませんが神宮外苑のイチョウ並木もさぞ綺麗だったことでしょう。

さて、今回はそんな「紅葉」がテーマです。
紅葉はモミジの真っ赤も素敵ですが、イチョウの黄色もとても風情がありますよね。
何故植物によって赤や黄色といった違いがでてくるのでしょうか?
これには、葉緑素(クロロフィル)と植物色素に深い関係があるのです。
植物の葉にはクロロフィルが含まれ、特に春から初夏にかけて活発に合成されます。
イチョウの黄色は「カロチノイド」の黄色ですがクロロフィルの合成が活発なときは
その緑色に隠されてしまっているのです。
ところが秋になって、寒さのために葉が養分を運ばなくなり、クロロフィルが合成で
きなくなると隠れていた「カロチノイド」の黄色が現れてくるわけですね。

同じようにモミジの赤もクロロフィルに隠されてしまっているのでしょうか?
これはちょっと違います。モミジの赤は、ブルーベリーなどに含まれる
アントシアニン系の色素で、葉が緑のうちには含まれません。
寒さによって、葉と幹の間で養分のやりとりが行われなくなると、光合成で
ため込まれた糖分からアントシアニン色素が作られていき、
クロロフィルの緑の色素が消失していくことで美しい赤を魅せてくれます。

この他にも、紫色や、茶色などの葉の色がありますが、
これらも同じようなしくみによって私たちを楽しませてくれるのです。

めっきり寒くなってきましたが、お変わりないですか?

この時期になってくると、風邪をひく人や喘息で咳き込む人も増えてきます。
 喘息患者には、リコピンの血中濃度が低い人が多く、その方たちのリコピンの
血中濃度を上昇させると喘息症状や、受診回数が減少したという報告もあります。

きちんとした相関性は見つかっていませんが、リコピンは抗酸化作用が強力で、
血液の浄化・アレルギー物質の除去・細胞の老化を防止などの効果が期待できます。
そういったことから喘息も軽減する可能性はありますよね。

ところでこのリコピン、トマトに多いと思われていますが、
実はローズヒップに も多く含まれているのです。
ローズヒップにはトマトの約8倍のリコピンが含まれていると考えられています。
しかしながら、トマトL玉2個でだいたい必要と言われる15mgを摂取できるのに 対し、
ローズヒップはティースプーンで15杯程度必要になります。

しかもリコピンはカロチノイドの一種ですから、脂溶性のため、
お茶として摂取す ることが出来ず、食べなければいけないわけです。
それはトマトよりリコピンの含有量が多くても困難・・・。

しかし、ローズヒップにはビタミンP(フラボノイド)が含まれていますから、
お 茶として飲んでも活性酸素除去作用はもちろん期待できますが
リコピン程パワーは ないようです。

ちなみにリコピンの試薬を服用するよりも、
トマトとして摂取した方がリコピンの 吸収率はいいそうで、
ハーブと同じようにまだ分かっていない微量成分がなんらかの
補助効果を発揮しているのかもしれませんね。

カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新CM
最新TB
プロフィール
HN:
塚本麻美
性別:
女性
職業:
薬剤師
趣味:
アロマ、旅行、読書
自己紹介:
1995年東邦大学薬学部薬学科卒業後、
東邦大学医学部付属大橋病院薬剤部に勤務。
2001年アポプラスステーション(株)に入社。
福島県福島市内のうさぎ薬局で調剤に従事する傍ら、
ハーブやアロマテラピーと健康についての講習会を
一般や薬剤師に向けて多数企画開催。
その後癌クリニック勤務を経て、
現在保険薬局に管理薬剤師として勤務。

オルタナティブアカデミー認定ハーバルセラピスト。
日本アロマ環境協会認定インストラクター。
オーラソーマ式カラーセラピスト。
MSAメディカルサプリメントアドバイザー。

NHK「生活ほっとモーニング」他、TBS「ジャスト」、東海テレビ、NHK福島など出演。安心素材でナチュラル生活(青春出版社)の監修、「安心」「ゆほびか」「爽快」「しゃきっと」「重曹が効く」「PHP」「ドラッグストアレポート」などへ記事掲載。現在PharmaNext(じほう)にて「ハーブ事典」連載中。
バーコード
ブログ内検索
P R
アクセス解析

Copyright © 薬剤師さんのアロマコラム All Rights Reserved.
Material & Template by Inori
忍者ブログ [PR]